サム・クゥエル
一年戦争時に超大量生産されたサムは当然ながらティターンズ設立時にもかなりの数が残存していた。
装備増強を急いでいたティターンズがそれを見過ごすはずも無く、
残存機の大部分がティターンズ用に改修されサム・クゥエルとなった。
こうして暴徒鎮圧のため各コロニーに投入されるのであるが、
意外なことにその成績はジム・クゥエルを大きく上回っていた。
なぜなら、
「コイツに鎮圧されるのはなんとなく嫌だ!」
という心理からサム・クゥエルが現れただけで暴徒が散り散りになったからである。
それは時を経ずしてコロニーに入港するティターンズ艦にサム・クゥエルの姿があるだけで、
そのコロニーで予定されていた小さなデモでさえ中止や延期になるまでに至った。
30バンチに毒ガスではなくこの機体が投入されていたならその後の歴史は大きく変わっていたであろう。
民○書房刊
「世界の傑作モビルスーツNo.46サム後編」より
○
今回はカトキ立ち。
マーキングは前回のサムに準じた感じで。
ハゲチョロ塗装は無し。
このあくまでもサムと読む"SM"は外せないポイント。
GLはガウンランドの略。
シールドはHGUCBD-2の物を使用。
ウェザリングは油絵の具の褪色表現の後、
モデルカステンのミリタリーピグメントをメインに混ぜたのをこすり付ける。
ただ、足の裏を前回のサムと同じようにやってみたら、
粒子の大きさ故かドライブラシ用の筆で溝に残すように落とす作業でほとんど落ちて失敗。
よってMIGピグメントのみでやり直し。
サム2機並んで。
2009年11月完成