バンダイ 1/144HGUC ボール
日東科学 1/20 S.A.F.S

ファイアボール

予想外

丸みが合いそうだという理由だけでボールとSAFSを組み合わせたら、
機体名がダジャレになっていたのも予想外だったし、
塗装とウェザリングをいろんな技法を新たに取り入れて仕上がってみたら、
おふざけ感が薄まってかなりまともっぽくなってしまったのも予想外。





製作手順

双方のパーツをガッツリ削って接着。


ヒートペンでなだらかに。


パーツをきれいに仕上げてサフを吹いた後、
奥まった部分や装甲の裏等の陰になる部分にガンダムカラーのグレー(29)をエアブラシで。
その影のグレーを残すように自作のアンチフラッシュホワイトをこれもまたエアブラシで。
ここでガンダムカラーのグレー(29)が影に使うには濃さが足りないと気付く。(失敗1)

ここからヨ式塗装に近付けるように、
明るい部分をガイアノーツのエロ筆セットのアンチフラッシュホワイトを、
暗い部分を自作のアンチフラッシュホワイトにダークアースを加えた色を、
アクセントとしてエロ筆セットのジェイダイトグレーを、
エロ筆でペタペタ筆塗り。
ここで筆目が出すぎて凹む。(失敗2)

これはいかんと明るい部分にアンチフラッシュホワイトを、
暗い部分にジェイダイトグレーをエアブラシで吹いて筆目をマイルドにするリカバリー。

とりあえずなんとかなったので、
MIG式に油絵の具のセピアでウォッシング気味にスミ入れ。
続けて、
ハンブロールの144番をヨ式塗装のようにMr.カラーの薄め液で薄めて塗る勇気はまだ無いので、
ハンブロール専用溶剤で薄めて影の部分をフィルタリングっぽく塗装。

ここからデカール貼り。
Mr.カラー46番クリアー吹き。
スプレー缶のスーパークリアー光沢吹き。
800番の耐水ペーパーで水研ぎしてデカールの段差消し。
スプレー缶のスーパークリアーつや消し吹き。
いつもならクリアーコートはここで終わるけどMa.kなので、
Mr.カラー181番スーパークリアー半光沢を吹いてちょっとつや出し。

クリアーコート乾燥後、
油絵の具の白、ダークブラウン、ダークグレーでドットウォッシング。
ハンブロールの144番で再びフィルタリング。
ハンブロールマットチョコレートでチッピング。

ここでバラバラだったパーツを接着。
バランスを見てウォッシングとフィルタリングとチッピング追加。
ピグメントでのウェザリング。
腕にエナメルのスモークでオイルが滲んだ表現。
明るい部分を強調したかったのでさらに油絵の具のアイボリーホワイトでドットウォッシング。
で、
ようやく完成。


1/144にも1/20にも見えるようにしたかったので、
ボールのコップピットを隠すためにハセガワのゴールドミラーフィニッシュを使用。


ボールの主砲と腕はSAFSとのバランスを考えてそれぞれ4.8mm短く。

赤いエンジンノズルの上の形式番号とEFSFは上下逆の方がバランスが良いけど、
EFSFを貼ったらカッコイイと気付いた時には、
すでにマークセッターでガッチリ貼っていた形式番号が剥がれず仕方なく下にEFSF。


全体的に、
目指していた塗装の深みは出なかったものの、
これまでほとんど出せてなかった事を考えると進歩できたかなと。


足のパイプはモデラーズのラジエターホース使用。
足首に鉛のオモリを入れると完成しないというジンクスを今回ようやく克服。


2010年10月完成


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