モーターツール旋盤

○

フルスクラッチで避けて通れないのは様々な円柱状パーツです。
旋盤があればいいのですが旋盤は高価です。
しかし、モーターツールでも旋盤と同様の作業ができます。
慣れてくると旋盤以上に細かな細工が可能です。


ただし、この使用法は本来の使用法ではないので、
モーターツールに負荷がかかり過ぎたり、
危険な面もあるので、ご自分で責任を負える方のみ利用してください。

簡単で基本的なパーツ。

縁の薄いバーニアパーツも自作できます。

このライフルにも多用しています。

応用するとこんな物も。


○



何を削るのか?
 レジンキャストの円柱にアルミ棒をさした物です。
アンテナ等の細い物を作る場合、
3mmや2mmのプラ棒を直接モーターツールに接続して削る事も。
 これは上の写真の小さい方です。
元はフォーミュラーカーのホイールを加工したもので、
複製してレジンキャストに置き換えた物です。
これのシリコーン型は片面の簡単な物なので、
イベント販売用のキャスティングの時に、
余ったレジンキャストを流して作っています。

 大きな物の場合は、
フィルムケースやスプレーのキャップなどに、
レジンキャストを流して作っています。
大きすぎるとモーターツールに負荷が余計にかかります。
 真ん中あたりにピンバイスで穴を開けます。
 直径3mmのアルミ棒。
ホームセンターで長さ1mの物を売っていますが、
ほとんど曲がっているので、曲がっていない物を選んで買います。
曲がっていると回転がブレてしまい危険です。
 アルミ棒をペンチで切ると切り口がこのようになっていますが、
金づちで打ち込むことによって、
ここがレジンにくい込み空転を防ぎます。
 穴に瞬間接着剤を流してすぐにアルミ棒をさし込み、
金づちで打ち込みます。
接着剤が固まると完成です。
作業方法
 モーターツールに装着した状態。
モーターツールは軸をガッチリ固定できるタイプでないと危険なので、
さし込むだけのタイプは不可です。
ちなみにこれはPROXXONのモーターツール。
 モーターツールは最も低い回転数にし、
なおかつ、指で回転を支えます。
熱いので火傷に注意。
 アルミ棒は、
レジンキャストの円柱の正確な中心にさしている訳ではないので、
最初は回転がブレてしまいます。
パーツを削り出す作業の前にまず、
一皮むく様にズレている部分を削り中心のズレを直します。
写真の様にデザインナイフを上から下にゆっくりスライドさせ、
赤い矢印の部分を使って削るとうまくいきます。
ズレが無くなってくると徐々に回転がスムーズになるので、
それからデザインナイフや精密ドライバー彫刻刀などで、
削り出す作業を開始します。
目的の形が出せたら耐水ペーパーで仕上げます。


 注意点は、
刃先を回転方向に逆らって当てると、
刃先がバチンと弾き危険なのでやってはいけない点と、
大量の削り屑が出るので対策が必要な点です。
応用
 モーターツール旋盤で形を出した後でポリパテを盛る作業がしたい場合や、
ポリパテで修整したい場合、
レジンキャストではなくポリパテを使うこともあります。
ポリパテは硬いので刃の傷みが早まります。

戻る