400年の歴史を重ねる城下町松江。
この松江市街地のほぼ中心、母衣(ほろ)町の一角に、当館は2001年9月、ひっそりと産声をあげました。総部屋数5部屋、ご宿泊定員は12名様ほど。妻と2人で切り盛りする、小さな小さな旅館でございます。
私は数年間、松江市内のホテルでホテルマンとして全国各地からこの街にいらっしゃるお客様をおもてなししてまいりました。
長年勤務するうちに、ホテルという、画一化されたおもてなしに対しての疑念を持ちはじめるようになり、「旅館をやりたい。小さくても家庭的な温かさが感じられる宿をやりたい」という、想いが次第にこみ上げてまいりました。
こうして、ホテル勤務を辞め、松江市街のど真ん中にあった自宅を改装し、この小さな旅館をはじめた次第でございます。
当館には温泉があるわけでも、格段に眺望が良いわけでもございません。
しかしながら、お料理から身の回りのお世話まで、小さな旅館だからこそ、手抜き無しのおもてなしができると信じております。
当館では、お食事に地元特産の宍道湖のシジミをはじめ、 妻の実家である出雲神話の故郷、出雲市佐田町で採れた無農薬のお米や野菜を使い、 小さなお子さまからお年を召した方にでも安心してお召し上がりいただけるお料理をご用意しております。
私と妻は、お客様とのふれあいが大好きです。ご来館いただいた皆様が『ほっとくつろげる宿』として、親戚の家に行くような雰囲気作りを常に心がけてまいりました。
今日も皆様の『お帰り』をお待ち申し上げております。

